ポロ双眼鏡の変形で、ミニポロと呼ばれるものがあります。ヒノデのラインナップで言えば、5x20-Aシリーズ、6x21-Sシリーズ、6x21-Nシリーズが、これにあたります。
プリズム構成はポロと同様で、上方プリズムと下方プリズムがあり、この二つをあわせてポロプリズムと呼びます。
レンズの配置はポロと異なり、通常のポロは接眼レンズが内側、対物レンズが外側に位置するのに対して、ミニポロは、下の図ように、接眼レンズが外側、対物レンズが内側になります。通常のポロとは逆なので、逆ポロとも呼ばれます。
この形は見てのとおり、目の幅の内側に対物レンズを配置するので、対物レンズは小さなもの(口径15mm~25mm程度)に限られます。
上の図は対物レンズ2枚、接眼レンズ3枚の構成ですが、レンズ枚数は、製品によって異なります。