ダハ式双眼鏡は、ポロ双眼鏡とは、プリズムそのものの形状が異なっており、下のような感じです。
対物レンズと接眼レンズが一直線上に配置されるため、全体をコンパクトにすることが可能です。しかし、ポロよりもプリズム内部での反射が複雑なため、同じくらい見えるようにするには倍近いコストがかかります。ダハの場合もレンズの枚数は製品によって異なります。プリズムは、ダハプリズムと補助プリズムで構成されています。
ダハプリズムは、ルーフプリズムとも呼ばれます。「ダハ」も「ルーフ」日本語に訳すと屋根という意味です。発案者の名前を取ってシュミットプリズムとも呼ばれています。
補助プリズムはぺシャンプリズムとも呼ばれます。二つあわせてシュミット-ぺシャン式ともよばれます。ダハ双眼鏡にはシュミット-ぺシャン式のほかにもバリエーションがありますが、ほとんどはこのかたちです。
ダハプリズムについて詳しく知りたい方は、コラム「ダハとポロを比べてみたら」をごらんください。