レンズによって像が作られるとき、像にボケやゆがみ、色ずれが生じることがあります。このボケ、ゆがみ、色ずれを収差と呼んでいます。この収差がまったくない像を作るのが理想ですが、それはなかなか難しいことです。双眼鏡を作る際には、この収差がなるべく少ないように設計、製造することが求められます。

収差には、以下の6種類があります。

・球面収差
・コマ収差
・非点収差
・歪曲収差
・像面湾曲
・色収差