早速バードウオッチングに使用しています 。ちなみに40代男性、強度の近視で眼鏡使用。老眼も出てきています。
これまで使用していた8x25と比べて、明るく、シャープですね。ヒノデ5x20の方が低倍率にもかかわらず、細部の判別も同程度か勝っている感じです。被写界深度が大きいので、多少ピントが外れていても対象物が判別でき、導入が易しいのも良いですね(こ の点はもっと強調しても良いと思います)。そして軽量なことはいうまでもなく。バー ドウオッチング用としてもっと沢山売れたらよいのにと思います。8x25はストラップを洗濯して当面は防湿庫行きです。
今後のために改善していただきたい点をいくつか。
1、すでに認識されておられると思いますが、ストラップを左側にも取り付けられるよう にしてもらいたい。私はザックの左肩に下げて歩き、右手で掴むという使い方をしたい のですが、現状ではストラップを長くせざるをなく歩くと踊ってしまいます。また使用 時にストラップ口や鼻に当たってしまいます。
2、ボディの表面は滑り止め塗装とのことですが、もっと滑りにくくできないでしょうか 。重量が軽いこともあって、つまむように持ち上げると落としそうになることがありま す。慣れの問題もあり、また使用時には特に問題はないのですが。(鞄から出すときに は現状程度に滑った方がが引っかからずによいかも知れませんね。)
3、ボディの小ささが災いして、小指が対物レンズを塞いでしまうことがあります。(ラ バーリングのおかげでレンズに触ってしまうことはありませんが。)遮光フードを兼ね てラバーリングを20mm程度延長出来るようなオプションは考えられないでしょうか。
4、光学系のレベルアップ・・・マルチコート、迷光処理、プリズムの屈折率を上げてさ らなる小型軽量化とか。可能であればさらなる広視野化も。周辺部の画質は多少落ちて も「何かいる」と判ることは導入の容易さ、動く対象物を追い続けるために大切です。 値段は2万円くらいで(^^)
5、要望というより質問なのですが、双眼鏡を外して肉眼(眼鏡)に戻すと一瞬ピントが合わない感じでくらくらします。これまでの双眼鏡ではなかったことです。慣れの問題でしょうか? なにか対策がありましたらご教授下さい。
以上、勝手なことを書かせていただきました。今後も魅力的な製品を世に出していただ けるよう願っています。
スタッフより
積極的にご使用いただいているようで、ありがとうございます。双眼鏡屋冥利に尽きます。ご要望について、お答えします。
1、このご要望は大変多いのですが、金型の変更を伴う改善となりますので、費用が工面できません。いずれは実現したいです。なお、これまでのご要望を受けて、S1は両側ストラップで作りました。
2、確かにそのとおりですね。 最近、シボ革風の軟質プラスチックで、さわり心地はほとんどゴムと変わらないものを工場で提案されました。モデルチェンジの際には、これを採用したいですが、少し時間がかかりそうです。
3、ラバーリングのオプションは、金型等の初期費用を考えると、費用対効果の面で、難しいかもしれません。 ただ、この問題に関しては他に解決方法があるかも知れません。工場と相談してみたいと思います。
4、これ以上の小型軽量化は、現時点での技術では、焦点距離の問題で、他の部分に影響が出そうです。広視野化は、この双眼鏡のサイズだと、物理的に難しそうです。 ボディのサイズを大きくし、プリズムサイズを大きくすれば可能かもしれません。ただ、大きく、重くなります。マルチコート、迷光処理に関しては、S1で挑戦して見ました。結果、S1は非常に明るく、コントラストの高い双眼鏡になりました。
5、焦点深度が深いので、眼のピントである程度あわせられてしまうのが、O様がおっしゃるとおり、ヒノデ5X20の優れた点ですが、その分、眼のピント調整機能に負担をかけてしまっているのかもしれません。ピントを調整することで解決するかもしれませんが、なんともいえないですね。同じような悩みがないか、周囲に尋ねてみます。