商品名: ヒノデ8x32-T1

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お客様の声「ヒノデ8×32-T1」(自然観察・山歩き)1

お客様の声(山形県山形市/O様)

T1を使い始めてから1か月が経過しました。ここで僭越ながら私的な感想を述べてみたいと思います。

まず前提として、
・私の使用目的はバードウォッチングです。
・私は現在貴社の6×30B+(主戦力)と、ニコンの10×42モナーク7(遠くの水鳥用)を使用しているので、それらとの比較が感想に入っていると思います。

※ 私は裸眼で、右1.5、左0.9と左右の視力に差があります。すでに老眼が始まっています。
※ 私は手が大きいです。おかげで(?)10倍の双眼鏡でも手ブレは気になりません。

最初に素晴らしいと思った点です。

・自然な見え方 : 感動ものです。今までに覗いてみた他のダハプリズムの双眼鏡は、ともすれば近くの木の幹が平面に見えたり、木の全体が平板を重ねて貼り合わせたように見えたりしましたが、T1はその現象がほとんどありません。残念ながらゼロではありませんが、ほぼ気になりません。

(私は光学系は素人なのでよくわかりませんが、この「平面・平板」現象はダハプリズムの宿命なのでしょうか?それとも自分の目に起因するものなのでしょうか。他の方に借りて覗いたKOWAのフラッグシップであるジェネシスですら木の幹が平べったく見えて、「あれっ?」と思ってしまいました。だからこそ、「T1すごいな!」と強く思いました。)

・画像が非常にクリアーに見える : 適度にエッジがきいているといいますか、視野の全体が明るくくっきりと見えます。特に近く(自分から20m以内くらい)がよく見えるように感じました。エッジがききすぎると上述の「平面・平板」につながるような気がするので、T1はちょうど良い感じだと思います。 また、逆光や曇天・夕暮れ時のような厳しい条件下でも鳥の識別がしやすく、よく見えていると思います。

続いて使いづらさを感じた点です。

・接眼レンズキャップがきつく、対物レンズキャップがゆるい : 特に接眼レンズキャップは、急に雨が落ちてきたときにサッとかぶせるように付けたいのですが、難しいです。

・視度調節リングがかたい : 力を入れて回すので、つい行き過ぎてしまうことが多く、視度調整はけっこう苦労しました。

また、今回のT1使用で、以前購入してからずっと使ってきたB+の良さを再確認できました。

とにかくナチュラルで見やすい、ということが第一です。視野も非常に広く、双眼鏡の視界の中でキョロキョロ目を動かすことができます。だから、目も疲れません。

本当に素晴らしい双眼鏡だと思います。以前「一生もの」と言ったのは間違いありませんでした。

以上、長文になってしまい申し訳ありません。貴社のますますのご発展を祈念いたしております。これからも素晴らしい双眼鏡を作り続けてください。

スタッフより

普通のお客様なら気づいていただけないような、見え方の違いに気づいていただけき、双眼鏡屋冥利に尽きますね。 例えば、ダハ特有の像の平板さやざらつき感のようなものは、 気にならない人にとっては全く気にならないようですが、私たちも気にしているところです。

ポロは対物レンズの左右が離れているので、立体感が増すというのは大きいと思いますが、それだけではない、プリズム由来の問題がある気がします。

また、B+のナチュラルを超えたナチュラルさは、私たちがかなりこだわった部分ではありますが、 そこをご指摘いただけたのも嬉しいです。 双眼鏡を、本当に愛情を持ってお使いいただいているのが伝わってくる、素敵なご感想、 ありがとうございました。

接眼キャップに関しては今のところそれほど要望をいただいていないのですが、 これは確かにきつめですよね。今後検討いたします。

対物キャップはご要望が多く、私どもも問題を感じておりましたので、 セカンドロットから、よりきつめのキャップに変更しようと思います。

視度調節リングの固さにかんしては、なかなか難しいところです。いちど調整したら動かすことはないので、 なるべく動かないように固くして欲しいというリクエストが多いんですよね。 これについても、引き続きお客様の声を集めて行きたいと思います。