商品名: ヒノデ5x21-A+

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お客様の声「ヒノデ5×21-A+」(天体観察)1

お客様の声(東京都練馬区/M様)

この製品が出たと知ったときから気になっていたのですが、5倍ですと手ぶれももちろんですが、光のにじみも少ないかと思い、EDレンズの効果はフィールドで使った際に、あまり感じられないのではないか?と思っていました。

そもそもA5は、もうこのサイズに限らず、最高レベルの見やすさ使いやすさですので、さらにその前の機種でさえ鳥見では完璧に近い見え方で、私は見口を取り除いたA4をずっとリュックに付けていますので、それを今でもメインに使用し、A5は汚さぬよう大事に車内とか家で使っておりました。A5はまだ新品同様で、そのA5と新しいA+を見比べて、感じたことをお伝えします。

結論は、もう見た瞬間に違いは感じました。シャープさはもちろん、コントラストも上がっていて、正にこの小ささで高級双眼鏡だと強く感じた次第です。自宅の前は公園の森ですので、その木々の葉を見ても違いを感じ、30mほど離れた榎の茂った葉の間に、数ミリの緑の実が付いていることにA+はすぐに気がつき、改めてA5でも同じ場所を見ると、ギリギリ見えていると言うレベルでした。

同じEDレンズの大手カメラメーカー製の8x32でも見て比べましたが、これもシャープに見えますが8倍ですと微妙に手ぶれが大きくなるのと、ピントが浅いので、頻繁にピントリングを調節しなければならず、見ていて気持ちが良くないのです。

それで、結果として感覚的な解像度は同じなのですが、A+の方が気持ち良く長く見ていられます。また、何気なく遠くの空を見たら、ツバメが何羽も飛んでいる様子がくっきりと見え、これもピントが深い低倍率との相乗効果だと感じました。

そして、つい先日埼玉の土手の上でネオワイズ彗星を見たときに、天体も観望し木星のガリレオ衛星まで見えるなど、小型双眼鏡とは思えない性能でした。 

スタッフより

A+に高いご評価をいただきありがとうございました。EDレンズの性能もさることながら、Mさまの目の分解能の高さにスタッフ一同驚いております。

視界の広さや見やすさというのはどなたにも伝わるポイントなのですが、解像度に関しては、ユーザーの方の目の分解能いかんによって感想が大きく異なります。

この低倍率の双眼鏡にEDを採用するかどうかは、私どもも正直悩んだところなのですが、このようなご感想をいただけると、間違ってなかったなあと思えます。心強いレビューをありがとうございました。



お客様の声「ヒノデ5×21-A+」(その他)

お客様の声(東京都多摩市/T様)

昨日、受領しました。説明書通りに設定をして景色を眺めてみました。

実にすばらしいです。

もう少し口径の大きな双眼鏡を2個持っておりますが、比べものになりません(無論、像の大きさは違いますが)。色収差が見事に補正されていて非常に見やすいです。

買って良かったです。

草々

スタッフより

ありがとうございます。視界を欲張らず、倍率を欲張らず、使い勝手とバランスを重視して作った結果、それがTさまにも伝わったのだと思います。今後もよろしくご愛用ください。



お客様の声「ヒノデ5×21-A+」(その他)

お客様の声(長野県長野市/H様)

5 x 21 A+ を購入しました。千曲川、犀川周辺の散歩に A+ を持ち歩いています。
しばらく使ってみて、散歩で持ち歩くには最適なものではないかと思いました。
5倍の低倍率は初めてで、やや不安もありましたが、
像が極めて鮮明であるため、細部まで視認できるのが倍率の低さを補い、さらに視界の広さが加わって、
今まで使ってきた8倍程度の双眼鏡とは、別の世界を見ている気がします。

野鳥を眺めても、対象のみを拡大して注視するのと違い、
広い自然の環境の中のひとつの生き物を見ているのだ、という意識が強くなります。

裸眼で見るのと比べ、色相や彩度・明度の変化、劣化が非常に少なく感じます。
某有名メーカーの双眼鏡で、黄色く染まった雪景色を見て驚いたことがありますが、
A+で雪景色のようなシンプルでモノトーンな景色がどう見えるのか、冬が楽しみです。
(像の見え方のどんな部分に敏感なのかは、たぶん人それぞれで、
自分は色に反応しやすいのかもしれませんが)

残念に思うところも多少あります。

川岸のハリエンジュの大木が丸い視野いっぱいに拡がり、その細かい無数の葉が風にさざめく光景は、
ずっと眺めていたいほど美しいのですが、中心部の鮮明さが、視野周辺で急速に失われます。
全体が均一なパターンの像ではよく目立ち、広い視界が特徴だけに、残念さも大きいです。
普通に手が出る程度の価格の双眼鏡として、これは避けがたいことと理解していますが、
もし解消されたら、夢のようです。

もうひとつ。

川の水面の波、きらめき、空の反射を、目前から遠方へ、またその逆に、双眼鏡で眺めるのが好きで、
裸眼とは別世界の水平面の奥行き、遠近感が美しいのですが、
逆ポロはその美しさを弱めているように見えます。
無論これは自分の趣味の問題で、一般には逆ポロのコンパクトなメリットが大きいのだと思いますが、
私としましては正ポロのA+、ついでに周辺像まで改善されたA+を造ってもらえたら、
相当高価でも買います。でもたぶんあまり売れないと思うので、単に私の妄想です。
(逆ポロは裸眼で見るより、奥行き的には不利だと理屈では思うのですが、
それでも裸眼視よりは奥行きを感じる気のするのが、自分には不思議です)

少し長文になってしまい、お忙しいところ失礼しました。
多少の不満があるとは言え、今回大変よくできた製品を手にすることができました。
初めて知った日の出さんという光学機器メーカーの製品を、今後も注目していたいと思います。

追伸:
A+ の可動部分(中央のヒンジとピント調整)
の操作感が、かなりいいと思います。

私は高級品や超高級品は触ったことがなく、そういうものとは比較できないのですが、
不快なガタつきや遊びが無く、軽過ぎず重過ぎず適度な抵抗があり、グリスが粘るよう
な嫌な感じも無く、
回転ムラむらも無く、箱から出して初めて動かしたときは、
見た目とは予想外の本格的な操作感に、「おっ!」と声が出そうになりました。

スタッフより

しっかりしたレビューをいただきまして、本当にありがとうございました。A+は自然観察にも非常に適した双眼鏡だと思っております。周辺像に関しては、今後、何らかの形で改良できたらと思います。少しずつでも進歩していけたらと考えておりますので、よろしくお見守りください。