商品名: ヒノデ5x21-A6

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お客様の声「ヒノデ5×21-A6」(野鳥観察)

お客様の声(Iさま)

今回はじめて双眼鏡を購入しましたので
どなたかの参考になればと思いレビューします。

主な目的は探鳥と景色で特に鳥の撮影を始めてからは、木々の間にいるであろう鳥や夕暮れ時など肉眼での探鳥に限界を感じ、何か良いものがないかなと思っていたところ、日の出のコラムでベテランの先輩が寄稿されている記事に出会い、薫陶を受けてこちらの双眼鏡を購入しました。

低倍率の良さや明るさ見え味はこれ以上ないというくらい、諸先輩方が様々なシーンで述べられていますので、私はモノとしての側面とA6(HPのレビューはA5が多いようで)について書きたいと思います。

私自身はこれまでカメラ、自転車、ザックという道具を長い間使用してきて、品質と性能がある程度高いものでないと、長期的な使用に耐えないことと、モノとしての愛着が湧きにくいことを実感してきましたので、双眼鏡についても同様に考えました。

日の出の双眼鏡の実物を見れる店舗が限られていることと、A6は量販店の同クラスのものと比べると金額は高くなりますが、2万円以下という価格帯から、その限られた店舗まで足を延ばすことが、難しかった為、購入は製品紹介やレビューを見て決めました。

手元に届いてから早速フィールドで使用を始め、明るさ、視野、軽量性、自然な見え味は謳い文句に偽りなしで満足して使用していましたが、使用してから2か月ほどたって家電量販店に寄った際、ふと好奇心が湧き、同じクラスの製品とどのくらいの違いがあるのか体感してみたいと思い、比較してみました。

4倍、5×20、6×30(価格帯は3万円台位まで)のものを見てきましたが、比較条件は違うもののA6は6×30と同じような明るさ、見え味はさらにクリア(のように感じました)にも関わらず、遥かに軽量でコンパクトであることが良い点で、フィールドで多用する自分にとっては良い選択だったように思います。

A6はモデルチェンジ毎に改善され、日の出のHPのどこかにA+というモデルについて、軽自動車をチューンアップというような表現があったように思いますが、A6にもそれが当てはまるように感じられ、云い得て妙だと感じました。

これは同じような形状の5×20の双眼鏡との比較で改めて実感したことで、もちろん価格は違いますし、展示品のコンディションもあるかもしれませんが、A6は格段にクリアな見え方でまったくの別物、と感じました。

光学的な性能はもちろん優れているのですが、特に良かったなと思っているのがモノとしての品質で、A6だけを見ていた時は漠然としていたのですが、ボディはポリカながら塊感があり、手に持った時のしっかりとした感じと密度感が店頭のものとは別物でした。

さらに実物の塗装は写真より美しく感じられ(購入品はホワイトです)、また手に持った時の感触が良く、店頭のものと比べて若干ですが、汗ばみにくいように感じられたこともよい点だと思います。

次いで可動部ですが、目当てをスライドさせる際の適度な抵抗とカチカチという音が高級感があり、その他ピント調整(スピード重視の軽いものではなく適度に抵抗があります)などの可動部の、動きが高級感のある適度な抵抗で調整されていました。

はじめは6x21ーU1を第一候補としていましたが、探鳥時の視野の広さを重視してA6としました。(U1の見え味を想像すると少し後ろ髪(笑))

野鳥観察だともう少し倍率が高いほうが良いかもしれませんが、探鳥(開けたところ、対象の大きさで人により異なると思います)はやはりA6が良い選択肢だと実感しています。

必要なところに必要なコストがかけられた製品は、価格重視の製品よりイニシャルコストが高くなりますが、長期使用での使用感の良さを保ちやすく、不要な買い替えもなくなって、全般的な満足度が高くなるのではないかと感じるユーザーの一人です。

スタッフより

私たちがお伝えしたいA6の良さを、代わりに伝えていただいたような熱のこもったレポート、本当にありがとうございます。文章から双眼鏡の質感が伝わってきます。

Aシリーズは私たちの看板機種であり、ヒノデらしさの結晶とも言えます。とにかく多くの人に使っていただきたいです。野鳥撮影の補助としては、最も有能な双眼鏡の一つと自負しております。このようなレビューを掲載させていただくことで、その分野において、もっと多くのお客様に使っていただけるチャンスが広がります。今後も応援よろしくお願いいたします!



お客様の声「ヒノデ5×21-A6」(A4との比較/航空祭にて)

お客様の声(Wさま)

<外観>
・A4はボディーの感じが「玉子を二つ」みたいな印象だったのですが、A6はそれより薄くなりスッキリした感じになりました。
・全長はこれまでより3ミリくらい長くなっていますが、大きくなってしまったという感じはありません。
・形は個人の好みだと思いますが、私はA4より良くなったと思います。
・ボディー材質はポリカーボネートに変わり頑丈になったとのことですが、今のところ特に実感はできませんでした。
・接眼部はレンズの径が18ミリから19ミリになり、たった1ミリとはいえA6を見た瞬間に接眼部が大きくなったことが見た目で実感できました。
・視度調整の目盛りはホワイトのポイントが入ってわかりやすくなりました。
・目当てのフードは胴が金属に変わったようで、稼動するとA4のスルスル音に変わりシャカシャカしたアルミのような音がします。
・目当てそのものはA4と変わらずラバーですが、目当て部分の厚みが薄くスッキリした感じになりました。

<見え方>
・接眼レンズが大きくなり、覗きやすくなりました。
・A4より明るく感じるようになりました。
・色の見え方もスッキリ感じるようになりました。
・周辺部も外周まできれいに見やすくなりました。

<全体の感想>
見え方、本体の質感とも、全てにおいてA4より良くなったと思います。
ボディーは薄くなり、ポケットやベルトポーチにしまいやすくなりました。握った感じもこれまでより小振りで良い印象です。
A1とA4を使ってきましたが、「A1→A4」でレンズコーティングやプリズムが変わった時よりも、今回の「A4→A6」のほうが見え方の変化を感じています。

<航空ショーで使っています>
ヒノデA6をエアフェスタ浜松で使いました。
これまでもヒノデのAシリーズは使っていたのですが、A4より薄くなって持ち歩きや収納が少し楽になりました。
さらにA6は接眼部が改良され、これまでよりもサッと覗ける印象です。

飛んでいる飛行機は早いですから、サッと覗けるのはとても大切で、接眼レンズがこれまでより大きくなったのはとても好印象でした。
それと、周辺部までキレイに見えるようになったので、10マイル先(約18キロメートル)のゴマ粒に見える飛行機も見つけやすくなりました。
早いものでも追いやすく、遠くのものでも探しやすいのはヒノデAシリーズの低倍率の恩恵で、さらにこれまでよりも明るさや色の抜けが良くなったようなので、何を見るときでも気持ちよく使うことができました。
これまでも、「軽量コンパクトな双眼鏡で、もうこれ以上見やすい物は無いだろう」、と思いながらA1、A4、A6と改良の進化を実感しました。

スタッフより

詳細なレビューをありがとうございました!

A4からA6への改善点がどのように感じられたかが非常に具体的で、これからA6をご購入されるA4ユーザーの方々には、非常にありがたいのではないでしょうか。目当ての筒の素材がプラスチックからアルミに変わったことなど、改善点を細部までよく見ていただいており、作り手から見ても本当に嬉しいレビューです。

また、航空ショーでのご利用体験についても詳しく教えていただきました。「サッと覗ける」点や、周辺視界の改善が遠距離の目標物の発見に寄与することなど、実際に航空ショーでお使いにならなければ、絶対にわからない、貴重な情報をありがとうございました。