8x42-C2 ヒノデ双眼鏡

双眼鏡 ヒノデ 8x42-C2

C2

価格

35,800円(税込38,664円)(送料・手数料無料)

販売終了しました。

 

返品・保証について

一ヶ月間、いかなる理由でも返品を受け付けます。(詳しくは保証、返品、交換、修理をごらんください。)商品には全て自信がありますが、とりあえず一度手にしてみて、お気に召さなければご返品していただいてかまいません。その場合は、即時返金いたします。

三年間、通常使用の範囲内で故障した場合、無償で修理いたします。

詳細

対物レンズ有効径 : 42mm
倍率 : 8倍
実視界 : 6.2度
アイレリーフ : 20mm
明るさ : 25
レンズ、プリズムのコーティング: 全面マルチコート
最低合焦距離 : 4m
・重さ : 715g
・サイズ : 横 182mm × 縦 115mm × 厚さ 50mm(ページ下方に写真あり)
プリズムBak4
・生産国 : 日本
・カラー : ブラック
眼幅調整範囲 : 57〜72mm
・防水性能 : 深さ3mの水中で、3分間 (窒素充填防水)
・付属品:ソフトケース、対物キャップ、接眼キャップ、ストラップ(いずれも、このページの下方に写真があります。
・三脚取り付け用のネジ穴 : あり。市販のビノホルダーを使う必要があります。オススメは、ビクセンさんの「ビノホルダーH」です。

※他の商品と比較するのに便利なスペック表はこちらをごらんください。

こんな用途に最適です。

ヒノデ8x42−C2は、重さは715gで、口径40mm台の双眼鏡としては軽量です。つかみやすい形状なので、数字以上に軽く感じます。一方で、715gというのは、どこにでも持ち歩くには、ちょっと重いです。バードウォッチングや天体観望など、双眼鏡を使って何かを見ることをメインの目的とするならば問題ありません。ただ、何かのついでに持ち歩くには邪魔になるかもしれません。

ヒノデ6x30−B2との主な違いは倍率です。明るさや解像度は変わりません。8倍という倍率にこだわらなければ、ヒノデ6x30−B2のほうが軽量で便利です。

倍率8倍、口径40mm台という双眼鏡は現在、世界中でスタンダードとなっています。この倍率・口径の双眼鏡をラインナップに入れていないメーカーはないかもれません。それは、8倍という倍率が、手持ちで使うには限界に近い倍率であること、40mm台の口径は十分な明るさや分解能が得られること、が主な理由でしょう。

5〜7倍よりもより細かいところが見えるうえ、薄暗い場所でも十分な明るさが得られるので、バードウォッチングや天体観望に使用する双眼鏡としておすすめです。作りもとても丈夫なので、長くお使いいただけます。

ポロ双眼鏡の底力

双眼鏡業界の中では、同じコストをかけるなら、ポロ双眼鏡のほうが、ダハ双眼鏡よりも見え味が優れているはずだ、と考える人が多いです。光学的に見ると、ポロにはダハと比べて大きなメリットがあるからです。もちろん、わたしたち日の出光学もそう考えます。

ヒノデ8x42−C2、ヒノデ6x30−B2の二機種は、ポロの優位性を引き出し、見え味を追求した双眼鏡です。両者とも、この価格で、定価6、7万円台のダハ双眼鏡に匹敵する像の明るさ、コントラスト、シャープさを実現しています。これがポロ型の底力です。

光線透過率を上げようとしたとき、ポロはダハより有利です。それは、プリズムの反射の仕方と関係があります。これについてはやや専門的になるので、興味がある方は、コラム「ダハとポロをくらべてみたら」をごらんください。

また、ポロのプリズムは、形状がシンプルなので、加工が容易で、コストがかかりません。ダハのプリズムは形状が複雑なため、精度を高めようとすると、大変コストがかかります。プリズムの加工精度は、像のシャープさと大きなかかわりがあるので、手を抜くわけには行きません。こちらについても、詳しくは、コラム「ダハとポロをくらべてみたら」をごらんください。

結論として、同じようなレンズ構成で、同じだけの光学性能を実現しようとしたとき、ポロはダハの半分くらいのコストで作れるのです。

ポロの欠点を最大限カバーしました

もちろん、ダハにも、対物レンズ接眼レンズの配置が一直線上におけるという大きなメリットがあります。このおかげで、横幅を短く、コンパクトにまとめることができます。逆に、ポロには重くてかさばるというイメージがあります。

ヒノデ8x42−C2は、その「ポロ=重くてかさばる」というイメージにチャレンジした、新しいタイプの双眼鏡です。715gと、同じような8x42のダハ双眼鏡とくらべて遜色ない重さに仕上がっています。

光学的には優位なポロですが、対物レンズと接眼レンズを一直線上に配置できるダハと比べると、かさばるし、重くなるという点で劣ります。

これを解決すべく、ヒノデ8x42−C2は、ポロには珍しいインナーフォーカス方式を採用しています。

通常のポロ双眼鏡の場合、ピントを合わせるための仕組み(合焦機構)が双眼鏡の外側にあります。ピントノブ以外の合焦機構を双眼鏡のボディの内部に組み込んでしまうのがインナーフォーカスです。双眼鏡の外側に動く部分少なくなり、隙間が減ります。そうすると、重い部品を使わなくても防水性能を高めやすくなるので、シンプルで軽量になります。

双眼鏡の横幅はダハにかないませんが、そのぶん縦の長さを短くすることで、だいぶコンパクトになっています。実際に使うときには、縦が長いよりも横が長いほうが手ブレが少なくなるため、その点では有利です。また、ボディ全体がとてもつかみやすい形状なので、実際の重さ以上に軽く感じます。

C1からC2へ。

ヒノデ8x42−Cシリーズは、C1からC2へとマイナーチェンジいたしました。基本的なコンセプトやデザイン、設計はほとんど変わっておりませんが、細部を改善することにより、像のシャープさと、コントラストがあがりました。詳細について解説いたします。

1、対物レンズのコバ塗りを施しました。コバ塗りとは、レンズのふちの部分を反射の少ない塗料で塗ることです。こうすることで、乱反射を防ぎます。

2、プリズムのコバ塗りを施しました。レンズと同様、プリズムの反射が不要な部分にも塗料を塗ります。これも、乱反射の防止に有効です。

3、レンズのコーティングを改善しました。C1のコーティングと比べ、より層が多く、反射の少ないコーティングに仕上げました。

紹介されました。

ペンション「スターパーティー」の名物オーナー、木村さんのブログに取りあげていただきました。星の見え方に関する詳しいレビューです。

スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学の双眼鏡  ヒノデ8×42−C2
スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学 8×42
スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学(その2)
スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学


自然観察や自然に対する解説、考察を中心にしたブログ、『混沌の間』で取り上げていただきました。冷静かつ軽妙なレビューです。

混沌の間 ヒノデ8×42−C2について

五つの双眼鏡で月を見比べる


お客様のホームページでご紹介いただきました。独特の表現で、8x42−C2の特徴がわかりやすく説明されています。

(^・^)の保管庫 双眼鏡 ヒノデ・8x42−C2

雑誌『バーダー』に掲載されました

国内ナンバー1の発行部数を誇るバードウォッチング雑誌、『バーダー』に掲載されました。『バーダー』は、初心者にも易しい解説と充実した情報量で人気の高い雑誌です。定期購読のお申し込みはこちらへ

birder

birder

お客様の声

素晴らしい、実にクリアーな視界です。一ケ月、商品選びに悩みながら 結果、ホンマもんの双眼鏡が手に入り 本当にありがたい。天体観測がメインですが、日中に試し良くみえます。 鹿児島の天体観測( ̄^ ̄)ゞ親子より

スタッフより:ホンマモンとはうれしいお言葉ですね。ありがとうございます。星像も非常にシャープなので、天体観測も楽しいと思いますよ!


5月末に8×42を購入したものです。せっかくなので感想を書いてみました。 ただ、双眼鏡に関しては初心者ですので、御社の製品の感想というより、 双眼鏡そのものの感想になっている感じです。『初心者ってこう思うんだ』と なんかの参考になれば幸いです。

・最初に手にした時の感想は『小さい!軽い!』でした。嬉しい誤算です。これ強力なセールスポイントだと思うのですが、サイトの写真だと比較するものが無いので 小ささが分かりづらいです。

・メガネ越しで双眼鏡を使うのは、ちょっと辛いです。ですが私は裸眼だと視力が 0.03くらいなので、無限遠だとピントがあいません。(数十メートルだと合う) 御社の6×21−A2(※6x21-S1の旧モデル)って、双眼鏡倶楽部っていうところで購入すると、 近視向け仕様がありますよね? こういうの、もっとあったらいいなと思います。 もしくはピント調整の稼動範囲を多くするとか。(←これ、とんちんかんな意見かも?) ちなみに、散策に行く時はコンタクトを使用しますのでまったく問題ないです。

・実際に8倍の双眼鏡を店頭で試してましたが、8倍くらいじゃ手振れって起こさない。 よく8倍が手持ちの限界と言われてるのでオーバーだなと思っていました。 ですが、月を見たら模様をしっかり見ようとするため、ものすごい手振れ!これには驚きました。翌日、三脚につけるためのホルダーを買ってきました。

・双眼鏡の正しい持ち方の説明とか、サイトにあったらいいと思いました。 カメラの持ち方と同じで、脇を閉めて持つのが正しい(?)と思ってそうしていますが、 カメラを使わない人は分からないのでは。

・普段、カメラを持って友人達と散策に行くのですが、今回初めて双眼鏡を持参。 世界が広がりますねぇ。もっと早く買うんだった(笑) 双眼鏡って持っている人ってものすごく少ないですね。でもなんかのきっかけ (ジャンプで双眼鏡漫画?)でブレイクしてもおかしくないと思いました。 実際、一緒に行った友人は、御社の6×30が欲しいそうです。

・そもそも双眼鏡を買った理由は、フィールドアーチェリー(屋外のコースを回る、 ゴルフみたいなアーチェリー)で使うため。的のどこに当たったかを双眼鏡で 確認します。ただ、それだけに使うには、この双眼鏡はもったいないですね。

・正直、ヒノデという会社は知らなかったので(失礼ですが仕方ないですよね?)、 購入にはちょっと躊躇しました。 ただ、サイトをみると双眼鏡について丁寧に解説してあり、自社の製品の短所もストレートに書いてありました。で、これだったらまあ信じてもいいだろうということで、購入にいたりました。信じてよかったです(笑)(神奈川県川崎市/W様)

スタッフより:サイズの比較について、ご指摘ありがとうございます。少し、写真を加えてみました。

ピント調整の範囲に関しては、工場によって、対応できるかどうかが分かれます。また、全体に調整範囲を広げようとすると、鏡体が大きくなってしまいます。確かにめがねの上から使うのは慣れが必要ですよね。ただ、慣れてしまえば意外に問題なく使えるものですので、挑戦してみてください。

手振れに関するご感想、よくわかります。店頭でそれほど遠くないものをぼんやり見る限りは、影響を感じないんですよね。ただ、大抵双眼鏡を使うときは、じっくり細かく見ることが多いです。月に限らず、遠いものをちゃんと見ようとするとき、初めて手振れに気付くケースは多いようです。そういう部分でも、ヒノデでは、低倍を推奨しています。

双眼鏡の持ち方や調整のしかたは、いつか動画で説明できるページを作ろうと考えています。もう少々お待ちください。

しかし、一つ一つのレビューが非常に的確で驚いております。気が引き締まりました。


昨夜9時ごろ届きました。本日まずは鳥見で確認・・・驚きました。すっきり、くっきり見えました。夜になって星見でも確認・・・星がきれいに点になって見えました。最高です。 地震の影響で大変な中、丁寧に対応していただき、ありがとうございました。 今後の貴社のますますのご発展を願っております。(広島県東広島市/I様)


双眼鏡が届いて、生まれて初めてオリオン座のM42やアンドロメダ銀河を見ました。夜空にあれほど星が瞬いているとは、また、星が鋭い点であることに感激しました。

また、また近所の沼で野鳥たちを見ました。水面に浮かぶ野鳥たち、冬の低い陽射しの逆光できらめく水面の中に浮かぶオナガガモの模様が影から浮かび上がって見えたり(今まで使用していたものではそこまで見えませんでした)、岸辺の葦の暗い陰に実は群れがいることを見つけたり、自分の目の性能が上がったような気がしました。

とくに逆光のときでもすっきり見えるのが気持ちいいです。また、アイリリーフが充分あるので眼鏡をかけたままでも素早く覗くことができますし、また、軽いことと丸みを帯びた形が手にフィットして、ちょうど 指がかかる箇所に窪みがあるので持ちやすくて重さを感じません。インナーフォーカスであることと角がないスタイルなので、鞄から出すときに ひっかかるような箇所もなく、扱いに気を使うような部分も無く、使い勝手も これまた満足です。

星見にも使える双眼鏡をと思ってネットで各社の製品をあれこれ比べて迷ったり、家電量販店で覗かせてもらったりして、どれにするか迷いましたが、 ヒノデ8x42-C2にして良かったです。とても満足しています。(千葉県我孫子市/S様)


8x42−C2は、私にとって初めての双眼鏡です。2年ほど前から「なんとなく」程度で始めた天体観望。組立の35倍望遠鏡とカメラの 三脚で、子供と一緒に月や木星を見たりしていました。 しかし星団、星雲等を眺めるのには双眼鏡が向いているとの情報を得て、ネットで調べ ているうちに日の出さんにたどりつきました。

結果、どちらも素晴らしい星空を愉しませてもらっています。 先日、ついに「アンドロメダ銀河」をとらえることができました。息をのむ..という のはこういう事なのかと思いました。 今、一番のお気に入りは「プレアデス星団」です。 一生続けられる趣味として巡り会えた事を心から感謝します。(新潟県燕市/C様)


8×42−C2本日ヤマト宅急便で届きました。 暗く成ってからの到着で外では使用していませんが、私の望んでいた双眼鏡でした、 明日琵琶湖岸で試してみます。結果はまた報告します。握りやすさなど総合的に見れば十分です。何しろ安いです。(滋賀県野洲市/Y様)

ユーザーレビュー(8x42−C1)

この作り、この見え味でこの値段ならまったく文句ないです。(男性/30代)

あまり見たことのない形ですが、今までなんでなかったのかが不思議なくらい、まとまったつくりです。つかみやすいし、見やすい。あたりまえですが、ありがたい性能です。解像もすごいので、満足していますが、広角だったらなお良かったと思います。(男性/60代)

シンプルなデザインが気に入りました。手につきやすく、グリップが非常に良い。本格的な見え方で、バードウォッチングに最適です。(男性/40代)

ラバーコートのボディーはなかなかの仕上がり。 Bak4プリズム、マルチコーティングと、基本は当然押さえてある。注目すべきは解像度だ。この価格では驚くほどのクオリティである。ポロプリズムと標準視界の優位性が表れているのだろう。
広視界を好む人も多いが、双眼鏡を愛好するベテランの中には、50度前後の標準的な見かけ視界を好む人も多い。それは、広視界にすることで収差が増え、見え方が犠牲になるということを良く知っているからだ。簡単に言えば、同じくらいの値段なら、総じて、広視界より標準視界のが良く見えるのだ。
一般的に、双眼鏡の性能は、倍率、視界、アイレリーフなど、数字で見られがちだが、その裏では、数字に表われない部分が犠牲になっている。日の出8x42−C1は、そういう意味でも、数字以外の性能がとても充実している、良い双眼鏡だ。(男性/50代)

ポロの良さを体現した双眼鏡ですね。こういうポロがもっと早く世に出ても良かったと思います。5万円前後のダハとくらべても、こちらのほうが明るく、シャープです。もう少しコーティングの質がよければさらに見え味が上がると思います。(男性/40代)

口径42mmとは思えないコンパクトサイズです。40mm、50mmというスペックは本格的な性能が得られる一方、重たいというイメージがありました。ポロならなおのこと重いです。それが700gというのはうれしい。しかもホールディングが優れているので、実際以上に軽く感じる。これなら持ち歩こうという気になります。確かにダハと比べれば横幅が広いですが、握りやすさなど総合的に見れば十分です。何しろ安いです。(男性/40代)

写真でみる、ヒノデ8x42−C2


↑まずは前から


↑視度調整ノブは、ピントノブの手前についています。

ビノホルダー
↑ピントノブの反対側についている三脚固定ネジには、ふたがついています。これをはずすと、ネジ穴が露出します。このネジ穴に、ビノホルダーと呼ばれる金具(別売)をつけて、三脚に固定することができます。日の出光学では、まだ、三脚、雲台や、ビノホルダーの取り扱いをはじめておりません。現状では、ビクセン社のビノホルダーHという商品がお勧めです。


↑ビノホルダーで固定した状態です。


↑ツイストアップタイプの目当て。左側が縮んでいる状態。指でつまんで回転させると伸びて、右のような状態になります。

ボディ
↑ボディは全面ラバーコート。握りやすく、ショックにも強い。左眼側の鏡筒にはロゴマークが。

キャップ
↑マイナーチェンジ後、対物レンズキャップは、紛失しにくい「ぶら下がり式」になった。

c2サイズ
↑C2のサイズです。


↑他機種とのサイズ比較。


↑接眼レンズのマルチコーティング

対物レンズコーティング
↑対物レンズのマルチコーティング。C1からC2へのバージョンアップでより層が多く、反射の少ないマルチコーティングに変わった。

艶消し
↑鏡筒部品内部を対物レンズ側から撮影した写真。マイナーチェンジ後、つや消し塗装が念入りになった。それに伴い、鏡筒内部の反射が少なくなり、像のコントラストが改善した。

↑横から


↑後ろから


↑合皮製のソフトケース付き


↑バッグのふたを閉めたところ


↑ひとみ径はきれいな真円を描く

商品企画ストーリー

「こういっちゃあれだけど、ダハってじゃじゃ馬なんだよ。」

D社長は言いました。ある工場を訪れたときの話です。私たちは驚いて、思わず身を乗り出してしまいました。

「どういうことですか?」

「本当にきっちり作らないとすぐに像が悪くなる。それと比べるとポロは素直だから、光学的には性能が出しやすいんだ。」

それから、コラム「ダハとポロをくらべてみたら」で説明しているような内容を語っていただきました。目からうろこでした。高い双眼鏡はほとんどダハだし、ポロは安価で性能も低いと思っていましたから。

「では、御社で高性能なポロ双眼鏡を作っていただけませんか。」

「いやそれがね、あんまり作ったことがないんだよ。ニーズがなくてさ。」

「そうですか。残念です。どこに言ったら作ってもらえますかねえ?」

「いや、中級以上のポロなんて作ってるところがあるのかな? いくら良い物でもお客さんがわかってくれないからさ。売れないんだよ。」

その日から、高性能なポロが作れる工場を探して回ることになりました。

性能は高いけど、大昔にデザインされた重い双眼鏡。やはりよく見えるけれど、ピントあわせが左右で独立している、ちょっと使いにくい軍用双眼鏡。軽くてよく見えるけれど防水じゃない双眼鏡。

どれも双眼鏡愛好家として見ればとても魅力的ですが、お客様が欲しがるかというと、疑問が残ります。

あんまり見つからないので、高性能のポロのことなどすっかり忘れかけていたころ、この双眼鏡に出会いました。そこは、海外への輸出を得意とする会社の工場でした。

「あれ!? 社長、これ、ポロにしては珍しい形ですね。」

「うん、インナーフォーカスなんだ。手前味噌だけど、かなり良くできてると思うよ。」

「アメリカあたりで、随分売れたんじゃないですか?」

「いや、あんまり売れなかったんだ。」

「じゃ、ヨーロッパですか?」

「いや、ヨーロッパもあんまり。」

「ってことは、結局あんまり売れなかったんでしょうか。」

「まあ、残念ながらそういうことになるね。どこのメーカーでも仕入担当者は絶賛してくれるんだよ。これ見えますねーって。・・・でも、売れない。」

「いやあの、ちょっと見せていただけますか?」

思わず口から出てしまいました。興味をおさえ切れなかったのです。

私たちはすぐに応接室から飛び出して、外の景色を眺めました。そのころいつも持ち歩いていた定価6万円台の8x42のダハと比較してみました。

結果に驚きました。色収差と解像度の差で、ポロに軍配があがったのです。しかも重さは両者、ほとんど変わりません。

「ね、見えるでしょう?」

「はい! しかもポロなのにえらく軽いし、持ちやすい。凄いです。これ、作ってもらえませんか?」

「いや、でもたぶん売れないよ。」

「まあとりあえず、僕らが欲しいんですよ、これ。」

「わかったわかった。見積もり出すから、それで良ければ作りましょう。」

こうしてできあがった双眼鏡。・・・もちろん、最初の数台は日の出のスタッフがいただきました(笑)。