双眼鏡 ヒノデ 5x20-A1

双眼鏡 ヒノデ 5x20-A1

価格

9,800円(税・代引手数料込/送料別) 

・送料全国一律600円。

販売終了いたしました。

返品・保証について

一ヶ月間、いかなる理由でも返品を受け付けます。(詳しくは保証、返品、交換、修理をごらんください。)商品には全て自信がありますが、とりあえず一度手にしてみて、お気に召さなければご返品していただいてかまいません。その場合は、即時返金いたします。

一年間、通常使用の範囲内で故障した場合、無償で修理いたします。

詳細

対物レンズ有効径(口径) : 20mm
倍率 : 5倍
実視界 : 9.4度
アイレリーフ : 16mm
明るさ : 16
レンズ、プリズムのコーティング : 全面モノコート
最低合焦距離 : 2m
・重さ : 195g
・サイズ : 横 108mm × 縦97mm × 厚さ 44mm(ページ下方に写真あり)
プリズムBak4
・カラー : ブラック
・生産国 : 韓国
眼幅調整範囲 : 58〜70mm
・防水ではありません。
・付属品:ソフトケース、接眼キャップ、ストラップ(いずれも、ページの下方に写真あり)
・三脚取り付け用のネジ穴 : なし

※他の商品と比較するのに便利なスペック表はこちらをごらんください。

こんな用途に最適です。

ヒノデ5X20−A1は、195gの、非常にコンパクトで使い勝手の良い双眼鏡です。初めてのぞいてみると、大抵のお客様は、「おおっ!」と声をあげます。これだけ小さいのによく見えるからでしょう。

いわゆる双眼鏡愛好家の方はあまり気にしませんが、普通の方ならば双眼鏡は、300g前後にもなると、重さ、大きさが負担に感じられ、使用頻度が下がってしまいます。ポケットやハンドバッグにいれるにはちょっと大きすぎて、持ち運ぶのが面倒になるのでしょう。また、女性を中心に、使用中の重量感を負担に感じられる方も多いです。

さらに、500gを超える双眼鏡は、持っているだけでも人目をひいてしまいます。バードウォッチングや星空観察など、双眼鏡を使うこと自体が目的でなければ、ちょっと不自然な感じです。

インターネットで双眼鏡を買う場合、特に、重量には気をつけたいものです。画面上からはなかなか伝わりにくいのですが、気軽に使いたい場合、「軽さ、小ささ」は最優先すべき性能だからです。

200gを切るヒノデ5X20−A1は、コンサート、スポーツ観戦、山歩きやハイキングと、どこに持っていくにも邪魔になりません。もちろん、ジョギングパンツやジーンズのポケット、ハンドバッグにもらくらく入るコンパクトサイズです。

いつも気になるあの鳥の、鮮やかな羽を見に行くも良し。景色も良し。草花も良し。憧れのアーティストやアスリートのライブな表情を見るも良し。考えただけでワクワクしませんか?

5倍はこんなに見えるんです。

「5倍ではたいして大きく見えないのでは?」

もっともな疑問です。しかし、コラム『双眼鏡の選び方』で倍率について勉強したあなたなら、30倍や100倍が欲しいとは思わないでしょう。

「それにしても、5倍ってのは低倍率すぎやしない?」

そうでしょうか? では、実際に5倍の視野が肉眼と比べてどのくらい大きく見えるのか、ごらんください。

上の「5倍」の写真は、実際にヒノデ5x20−A1を通して撮影した写真です。

双眼鏡を目でのぞく代わりに、カメラのレンズでのぞいて撮影する、コリメート撮影と呼ばれる撮影方法です。

5倍でも、かなり大きく見えるのが伝わったかなと思います。

「 ドームコンサートで使うんだけど、5倍でどれだけ見えるの?」というご意見もいただきますが、イメージとしては、こちらのコラムのとおりです。

「5倍でよい」のではなく、「5倍がよい」のです。

しかし、私たちは「5倍で十分だ」と言いたいのではありません。「5倍だからこそ良く見える」ということを伝えたいのです。口径20mm前後のコンパクト双眼鏡においては、4〜6倍のほうが、7〜10倍と比べて、ぐっと明るく、使いやすいのです。

これは体感していただくのが一番なのですが、理論的なところに興味がある方は、コラム「低倍率が実現する明るさ、見やすさ」をごらんください。

たとえば、本格的なバードウォッチングに使うなら、やはり、8倍前後の倍率が欲しくなります。8倍前後の倍率が必要な場合、私たちは、30〜40mmの口径をおすすめしています(日の出のラインナップで言えば、ヒノデ8x42−C2ですね)。しかし、8倍で、十分な明るさ・見やすさを確保するためには、30〜40mmの口径が必要になります。すると、レンズが大きくなる分ボディも大きくなり、重さは450〜1200g程度になります。

一方、ハイキングや山歩きのお供に持って行き、鳥、草花、蝶や星空などを楽しんだり、コンサートやスポーツ観戦に持っていくなら、4〜6倍が良いでしょう。4〜6倍なら、口径20mmでも、十分な明るさと見やすさを実現できます。口径20mmならコンパクトだし、重さも200g前後と軽量です。どこにでも持っていって、今まで気づかなかった景色を、存分に味わうことができます。また、手ブレの影響を受けにくいため、長時間使用しても負担が少なく、女性や子供にも使いやすいです。

口径20mm前後なのに、倍率7〜10倍という双眼鏡もたくさん売られています。しかし、それらの双眼鏡の多くは、明るさや見やすさを、かなり犠牲にしています。

たとえば、コンサートに行ったとき、双眼鏡の視野が暗いと、アーティストの表情はよく見えません。また、倍率が高いほど手ブレの影響が大きいので、詳細はさらに見えづらくなります。「より詳細な表情を見たい」という要求から、より高い倍率を選んでしまう気持ちは理解できますが、良い結果は得られません。

もし、どうしても7〜10倍の倍率が必要なら、30mm、40mmといった中口径の双眼鏡をおすすめします。しかし、それらは重く大きいということを覚悟してください。

私たち日の出光学は、20mm前後の口径には、4〜6倍くらいがもっとも良いバランスであり、多くの人に双眼鏡の良さを感じていただける仕様だと信じています。しかし、残念ながら一般には、4〜6倍で口径が20mm前後の双眼鏡はほとんど売られなくなってしまいました。以前は結構あったようなのですが・・・。その理由は、このページの下の方にある「商品企画ストーリー」に詳しく書きました。本当に残念なことです。

「見やすさ」をとことん追及しました。

ヒノデ5x20−A1の最も大きな長所は、コンパクト双眼鏡としては最高といえる、「見やすさ」です。やや専門的にいえば、「アイポイントが寛容」ということです。

双眼鏡を覗くときに、全視界がきれいに見える眼の位置を、アイポイントといいます。 アイポイントを外れると、視野の一部が欠けたり、全く見えなくなったりします。

5x20−A1は、このアイポイントが寛容なので、多少眼の位置がずれても、全視野が見渡せます。これに対して、N1、S1はアイポイントが厳しいので、少し眼の位置がずれると、全視野を見渡すことができなくなります。

アイポイントの寛容さは、初心者の方にとどまらず、片手で手軽に使いたい方、 同伴の方にも見せてあげたい方には非常にありがたい特徴です。

A1は、普段、双眼鏡を愛用している方々からも、高い評価をいただいております。その中でもよく指摘されるのが、このアイポイントの寛容さです。スペックには現れませんが、双眼鏡を使う上で、とても重要なポイントなのです。

メガネの方や女性にも優しい設計です。

ヒノデ5x20−A1は、アイレリーフが長いので、接眼レンズから離れた位置から覗くことができます。目当てをたためばメガネの上からでも使えます。また、目当てをたたむと、目を双眼鏡にくっつけなくてすむので、目の周りやまつ毛のお化粧落ちを気にせずにお使いになれます。女性にはうれしい性能でしょう。

紹介されました。

ペンション「スターパーティー」の名物オーナー、木村さんのブログで、詳しいレビューを載せていただきました。当HPで説明できなかったことをすべて説明していただいた気分です。ありがとうございます。

スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学 ヒノデ5×20−A1
スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学(その2)
スタパオーナー八ヶ岳日記 日の出光学


南会津のペンション・フィールドイン楓林舎の三野輪代表より、日の出光学「5X20−A1」の詳細レポートをいただきました。<評価できる点>と、<要検討事項>にわけた、とてもわかりやすいレポートですので、ご参考にどうぞ。

フィールドイン楓林舎 代表 みのわまさあきさんの詳細レポート


東京の光学ショップ、スターショップさんで、5x20−A1の取り扱いがスタートしました。実物がごらんになりたいという方は、ぜひ、足をお運びください。

株式会社スターショップ
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-7-6 浅見ビル1F
営業日:毎週月・水・金・土・日曜日(祝日含む)
営業時間:10:00〜19:00(日曜・祝日含む)
定休日:毎週火曜・木曜日(祝日含む)
TEL:03-3234-1033 FAX:03-3234-1220


WEBショップ『双眼鏡倶楽部』で、5x20−A1の取り扱いがスタートしました。饒田店長の人柄がにじみ出た、詳しい商品説明が特徴です。特に、お客様にインタビューのコーナーは必見です!

双眼鏡倶楽部 トップ
双眼鏡倶楽部 『お客様にインタビュー』


数多くの双眼鏡を所有し、野鳥や天体に親しんでいらっしゃる、bird55さんのブログにレビューを載せていただきました。大変高い評価、ありがとうございます。

季節の野鳥(東京周辺) 双眼鏡の部屋 U


天文業界では、飛ぶ鳥を落とす勢いの天体望遠鏡専門店「スコープタウン」さんの掲示板で紹介していただきました。

星と望遠鏡の掲示板 (該当部分)
星と望遠鏡の掲示板 (トップページ)


四季折々の自然について伝える、兵庫県洲本市のKさんのブログに紹介されました。

螻蛄のつぶやき コサギが夏羽に変わっています


お客様のホームページでご紹介いただきました。非常にマニアックな記事で、5x20−A1の特徴がわかりやすく説明されています。

(^・^)の保管庫 双眼鏡 ヒノデ・5x20−A1


自然観察や自然に対する解説、考察を中心にしたブログ、『混沌の間』で取り上げていただきました。冷静かつ軽妙なレビューです。「後日談」にある、アフターサービスについての記述は他にはないものです。

混沌の間 ヒノデ5×20−A1について

お客様の声

A−1は【サッ】と構えて【パッ】と見られる双眼鏡です。私は【航空ショー】で使うためA−1を購入しました。

アクロバット飛行で有名なブルーインパルスは、高度90メートルを時速700キロで飛行します。このため、高速で飛行する物でも見やすい双眼鏡が欲しかったからです。

ハイスピードでも手ブレを気にせず使える低倍率の双眼鏡を探していましたが、低倍率ほど真剣に造っているメーカーが少く、先輩のアドバイスでヒノデA−1にたどり着きました。

光学的には、
 @アイポイントの寛容性が高いから動く目標物でも捕らえやすい。
 A低倍率だからハイスピードの目標物でもブレにくい。
 B明るさが16なので快適に見られる。
 と言う点で満足しています。

それとA−1は高品質なのに軽い所が良いですね。

航空ショーは朝から夕方近くまで長時間ですが、私の使い方は主に肉眼で飛行機を見て、補助的に双眼鏡を使います。

首からブラ下がっている時間は多いので、軽さはありがたいです。

【小松基地航空祭で使ってみました】

地上展示機までは10メートルくらいの距離ですが、機体に書かれている細かい文字やサスペンションの油汚れなども見えました。

ブルーインパルスの搭乗時は50メートルくらい離れたパイロットの顔が見えるので、誰だかよくわかります。特に後席は誰だか判らない場合が多いので、会場アナウンスの前にわかって重宝しました。

飛行中の機体は至近距離のハイスピードでも充分追えましたし、離れた所ではギアやエアブレーキが出ているのが見えました。

旅客機の着陸進入時、肉眼では着陸灯しか見えない時でも双眼鏡で見ると赤と緑の識別灯が見えて綺麗でした。

ヒノデA−1は、
『いつでも胸元で、航空ショーを5倍楽ませてくれる相棒』です。
5倍楽しければ充分、むしろ5倍がちょうどいいんです。

(埼玉県所沢市/W様)

スタッフより: 超マニアックな視点から、わかりやすいレビューをありがとうございます。素晴らしいです。これは、飛行機に詳しくない人が、何かのついでに航空ショーに双眼鏡を持って行ったとしても、絶対に書けない内容ですね。これを見て、やはり双眼鏡を買おう!と思うファンの方は多いのではないでしょうか。


この双眼鏡を買って1年ほどになります。自分は主にサッカー観戦で使うのです が、他にも数台持っている双眼鏡の中で、この機種がいちばん出番が多いです。 S1も持っているのですが、結局A1を持っていくことが多いです。その理由は

 ・軽量コンパクト(双眼鏡はあくまで+αの持ち物なので)
 ・眼鏡で非常に使いやすい(アイカップが簡単にたためて楽)
 ・倍率と視野が観戦に最適&十分で覗きやすい
 ・高価な品ではないので、ある程度ぞんざいに扱える

スポーツ観戦では、双眼鏡は「あれば便利」という物なので、移動のときもバッグに適当に入れますし、現地でもあまり丁寧な扱いはしません。多少の雨にぬれることも多々あります。最悪壊れてもしょうがないと思って使っていますが、今のところ不具合はありません。それでいて期待する機能は果たしてくれます(プレーが止まって選手と審判が集まっている。何があったんだろう?,選手交代があるようだ、誰が入ってくるんだろう?,コーナーキックのキッカーは誰だろう?)。機能と価格(言葉は悪いですが、安っぽさ)のバランスが非常にいい品だと思います。

欲を言えば、ストラップの取り付けが左にあったほうが多くの右利きの人は快適に使えると思います。それくらいです。防水であれば非常に楽なのは確かですが、サイズや重量や価格に返ってくるでしょうから、現状の仕様もとてもいいと思います。

バードウォッチングには倍率が不足すると思いますが(近くの水面にいるカモ類の観察などには十分役に立ちます)、スポーツ観戦や観劇,コンサートなど、多くの人が「もう少し大きく見たい」と思う用途の1台目に最適だと思います。多くの人はこんな場合に高倍率で視野が狭くて重くて手振れがつらい双眼鏡を選んでしまっているのではないでしょうか。(東京都大田区/K様)

スタッフより: サッカー観戦でお使いなんですね。非常に詳しいレビューで、きっと他のお客様にも参考になると思います。

この他にもたくさんのご感想をいただいております。つづきは、こちらをクリック

雑誌『バーダー』に掲載されました

国内ナンバー1の発行部数を誇るバードウォッチング雑誌、『バーダー』に掲載されました。『バーダー』は、初心者にも易しい解説と充実した情報量で人気の高い雑誌です。定期購読のお申し込みはこちらへ

雑誌『星ナビ』に掲載されました

二大天文誌のひとつ、『星ナビ』に掲載されました。『星ナビ』は、初心者からマニアまで楽しめる、人気の高い雑誌です。定期購読のお申し込みはこちらへ

雑誌『星ナビ』に掲載されました

二大天文誌のひとつ、『星ナビ』に掲載されました。『星ナビ』は、初心者からマニアまで楽しめる、人気の高い雑誌です。定期購読のお申し込みはこちらへ

生産国について

生産国は韓国です。現在、定価2万円以下の双眼鏡で、日本製というものはほとんど見かけなくなりました。日本製でないことがご心配な方は、コラム「生産国と表示」をごらんください。

図と写真でみる、ヒノデ5x20−A1

ヒノデ5x20−A1はミニポロ(逆ポロ)と呼ばれているかたちで、中はだいたいこんな感じです。


↑大抵みなさんがイメージする双眼鏡は、幅が狭いほうから見て、幅の広いほうを見たい方向に向ける感じでしょう。

ですが、ミニポロタイプの場合は逆です。幅の広いほうから見ます。対物レンズ有効径が20mm台の双眼鏡を作るうえでは、コンパクトさを追求できる、非常に優れたかたちです。

↑右目側(写真左側)のゴム製目当ての根元の部分は視度調整リングになっています。


↑サイズです。重さは195gです。


↑接眼レンズ側から。


↑対物レンズ側から。対物レンズのフチの部分はゴムで覆われています。万が一落としたときなどに、衝撃からレンズを守るためです。


↑ボディは滑りにくいつや消し塗装です。また、付属のストラップをつけると首から提げることもできます。


↑他機種とのサイズ比較。


↑CDと比較するとこのくらいで、かなりコンパクトです。

↑ジーンズのポケットにも収まります。お尻でつぶさないようにご注意(笑)。


↑大人の男性が持つとこんな感じです。手にすっぽり収まります。


↑目当てはゴム製で折りたたみ式。左側は折りたたんだ状態で、右側は伸ばした状態。メガネをかけたまま使用する場合や、お化粧などの付着を避けたい場合は折りたたんだ状態で使うと便利です。


↑接眼レンズ用のキャップが付属します。


↑合皮製のソフトケースが付属します。


↑裏側にはベルトを通せるようになっています。


↑こんな感じでベルトにくっつけられます。


↑斜めから。

商品企画ストーリー

「多くの人たちに双眼鏡の楽しさを伝えるために、どんな双眼鏡が必要だろう?」

私たちがその答えを探しながら、双眼鏡好きの人たちに話を聞いてまわっていた時の話です。

「結局これが一番好きなんですよ。」

双眼鏡が大好きなバードウォッチャーのSさんが見せてくれたのは、陸軍用の6倍の双眼鏡でした。

「手ブレはほぼ全く感じないし、像も明るいんですよ。」

そのあとまた6倍の双眼鏡に出会います。天文好きのペンションオーナーKさん、山登りが大好きなIさん、光学機器業界で働くOさん。皆さん、お気に入りは6倍の双眼鏡です。誰もがというわけではありませんが、双眼鏡好きに6倍支持者が多いことに驚きました。

私たちも6倍の双眼鏡を手に入れて、さまざまな場所に持ち歩き、使ってみることにしました。像は美しく、使い勝手も良好です。すっかり6倍のファンになりました。

しかし、どのメーカーのカタログを見ても4〜6倍の低倍率双眼鏡は非常に少なく、絶滅寸前といった雰囲気です。特に、対物レンズ有効径20mm台のコンパクト双眼鏡においては、ほとんど皆無でした。

お世話になっている会社の工場を訪問した際に、質問してみました。

「M社長、なんでコンパクト双眼鏡には低倍率のものがないんでしょうか」

「うーん・・・実はこんなのがあったんだけどね。」

出てきたのは4倍、5倍、6倍の双眼鏡です。対物レンズ有効径はいずれも20mmで、コンパクトな双眼鏡でした。

「みんなよく見えますねえ。特にこの5倍、コンパクトなのにいい見え味ですよ。」

「うん。私もこれはとても良い製品だと思うよ。」

「5倍なんてはじめて見ましたよ。」

「そりゃそうだろうね。これが売られてたのはもう、20年ちかく前だから。」

「昔はあったんですね。僕がまだ子供のころだ。知りませんでした。」

「うーん。でももう金型も設計も、どこかにやってしまったなあ。」

他の多くの商品と同様、双眼鏡の流行は、売り場から生まれます。売り場で売れない商品は消えていき、売れる商品だけが生き残ります。

売り場には、満足な説明もない状態で双眼鏡が並んでいます。6倍、8倍、10倍と並んでいたら、初めて双眼鏡を買う人は、大抵の場合10倍を選ぶそうです。初心者は高倍率=高性能と思い込んでいるからです。

売り場での解説不足が、初心者の「倍率信仰」を生みました。その信仰が、100倍ズーム双眼鏡などのとんでもない商品を生み出しました。その一方で、非常に使い勝手の良い、4〜6倍の低倍率双眼鏡は売り場から姿を消していったのです。ただ置いておいても売れないからです。

他の工場ではこんな話も聞きました。

どこの工場でも、会議室のショーケースの中には、その工場で作られた歴代のヒット商品が並んでいます。

「あれ、これ7倍じゃないですか。珍しいですね。しかも○○○ブランドですね。」

大手カメラメーカーのブランドがついた7倍双眼鏡でした。その工場がOEMで作ったものです。コンパクト双眼鏡は8倍以上の倍率ばかりなので、7倍ですら珍しいのです。

「ああそれね。7倍は確かに珍しいよね。でもそれ”いわくつき”なんだ(笑)。」

「どういうことですか?」

「このブランドの担当者は、えらくその7倍が気に入っててね。10倍、8倍に加えてなんとか7倍も売りたくて、上司に随分無理を言ったらしいんだ。」

「それで?」

「めでたく売ることになったんだけどさ・・・」

「それはよかったですね。」

「いやいや。販売が伸びなくて、だいぶ売れ残ったんだよ。」

「それは気の毒でしたね。」

「うん。それで地方に転勤になっちゃったんだ。まあ飛ばされたのかもね。」

きっとその担当者は私と同じ気分だったのだと思います。使えるものを売りたい。見えるものを売りたい。その一心だったのでしょう。しかし、売り場からは歓迎されなかったのです。この話を聞いて、決心がつきました。私たちは何がなんでも4〜6倍の低倍率コンパクトを売りたいと思いました。

私たちの頭の中には、先ほどの工場で見た5倍20mmの像が残っていました。あれは本当に良く見えました。再びあの工場を訪れて、社長と話をしました。

「やっぱりあの5倍みたいな双眼鏡、もう作れませんかね?」

「いや実はね、あのあと色々あたってみたんだけど、5倍20mmを作れそうなんだよ。」

「本当ですか?」

「うん。うちと提携してる工場が設計を持っててね。あれを元にして、思うようなのを作ってもらえると思うんだ。」

アイレリーフが長くて、メガネの上からでも使えるような双眼鏡だといいんですが。今の技術なら、20年前よりも、もっといいのができますよね。」

「そうだね。面白いのができそうだね。」

数ヵ月後、M社長の協力のもと仕様を練りあげて、ついに欲しかった双眼鏡ができあがりました。それがこのヒノデ5x20−A1です。

対物レンズからプリズム、接眼レンズまで、すべてガラス素材を使っています。この価格帯では、プラスチックレンズを何枚か入れているものが多いのですが、そこを犠牲にしてまでコストダウンしたくありませんでした。

また、アイレリーフが長く接眼レンズが大きいため、非常に見やすく感じるはずです。そして何より5倍という低倍率の快適さ、明るさに感動するはずです。

非常にコンパクトな双眼鏡なので、どこにでも持ち歩いてみてください。思わぬところで活躍してくれるでしょう。そこで私たちの思い入れを体感してください。きっとご満足いただけるはずです。